ピークデザインのカメラバッグ「トラベルバックパック45L」を購入しました。色はセージ(SAGE)です。購入前にはわからなかった隠れた機能性がとにかく抜群だったので詳しくご紹介します。
ピークデザインの製品でバッグなどのソフト系のものはビニール包装で密閉されて届きます。それぞれ商品が記載されたタグが付いています。

最大の特徴
ピークデザイン トラベルバックパック45L の最大の特長は容量が3段階に変化することです。通常は35リットルの容量ですがバッグ上部を圧縮することで容量を5リットル少なくしたり、ファスナーを開けてマチを広げることで容量を10リットル大きくすることができます。
35リットルの状態(通常の大きさ)
ビニール袋から出したところです。この状態が通常の大きさで35リットルです。見た感じは大きめのバックパックくらいです。
大きさをメジャーで測ってみると
縦 55センチ 横 35センチ 厚み 25センチ
重量 2.2㎏
でした。
(公式 外寸 : H56 × W33 × D23-29cm 重量 : 2.05kg )
正面から見たところです。

裏側です。

右側です。

左側です。

上から見たところです。

底の部分です。底にある左右についているファスナーを開けると45リットルになります。

30リットルの状態(最小)
バックの上部を斜めに固定すると最小30リットルになります。見た感じは上がつぶれたように見えます。

上部を横からみると斜めになっているのがわかります。

正面から見ると上部が中に凹むように固定されているのがわかります。

丸いのが固定用のホックの頭です。

30Lにするには上部にあるホックを指で合わせるようにしてとめます。

ホックのオスとメスを合わせるようににバッグをつぶしていってパチンととめるのですがちょっとしたコツと指先の力が必要です。指先の力がない人だと少したいへんかもしれません。

ホックをとめたところです。

バッグの内側から見るとホックが良くわかります。

ホックをとめたところです。

ホックはしっかりとまっているので荷物を入れ過ぎたくらいでは外れることはありません。ホックを外すときは両手で力を入れて外します。
下の40Lの状態と比べると30Lはスマートに見えます。

40リットルの状態だとこんな感じです。

45リットルの状態(最大)
今度は45リットルの最大の大きさにしてみました。
底についている左右の2本のファスナーを下から上まで引き上げます。

ファスナーを開けるとマチがあるのがわかります。

上までしっかりと開けます。

横から見ると40リットルの状態から

ファスナーを開けるとマチが広がります。

マチの幅は5センチほどあります。

内側から見たファスナーが閉まっている状態ではマチが内側に畳まれています。

ファスナーを開けるとマチがマチが広がります。

広がるのはメイン気室ではなく表側にあるサブ気室の部分です。ファスナーを閉じてある状態です。

ファスナーを開けるとこのサブ気室の容積が増えるようになっています。

中に荷物を入れてみるとここまで膨らみます。かなり厚みが増えて大きくなりす。

上部右側から見ても容積が増えたのがわかります。

マチはサブ気室の全周についているのですがファスナーが真上まで全部は開かないので上部は35リットルの時と同じ幅のままです。

底の部分もファスナーが開かないでのこの部分のマチも広がりません。

45リットルの最大サイズにするとかなり大きくなりますのでお土産を買って荷物が増えても対応できます。
収納
トラベルバックパック45Lはメイン気室とサブ気室の2気室構造です。
メイン気室
メイン気室は上部の背中側の黒色のタグがついているファスナーを左右に開けてアクセスします。

底まで全部開けると大きく開くことができます。

おおよそ縦 50センチ 横 32センチ 高さ 15センチ 約22リットルの容量があります。

メイン気室にはサイドからもアクセスが可能です。左右両サイドについているファスナーを開けると中にアクセスが可能です。これは中にカメラキューブを入れた時にカメラの出し入れが簡単にできるようになっています。

カメラキューブMのサイドファスナーを開けるとサイドからカメラを取り出せます。

開いた背中側にはパソコンを入れるポケットがついています。

パソコン用のポケットのサイド部分の生地は伸びる素材が使われているので大きく口を開くことができます。これによってパソコンの出し入れがとても楽になっています。

ソニーのVAIO SX14なら楽々入ります。最大可能なPCサイスは縦40 横30 厚み2.5センチまでですので15インチのノートPCでも入ります。

ポケットの内側にはタブレットを入れるポケットがついています。収納可能なタブレットサイズは縦24 横19 厚み1.5センチまでです。

14インチのノートと10.1インチのタブレットを入れたところです。

A4ファイルとA4ノートを入れてもいいですね。

ポケットの上部はベルクロでしっかり止めることができますのでフタを開けた時にPCが飛び出てしまうことはありません。

このPC用のポケットはファスナーを上だけ開けばアクセスできるのでバッグを立てたままで簡単にノートPCを出し入れ出来ます。

人前でバックを大きく開けなくてもPCだけ出し入れできるのが旅先ではとても便利です。

サブ気室
バッグの表側のサブ気室です。サイドのファスナーを開けると容積が増えるようになっています。

サブ気室を開けたフタ側です、中が見えるメッシュのポケットとその下にもポケットが1個あります。

上のメッシュポケットの中には小物を入れるポケットがついています。中央の2本は筆記用具を入れるのにちょうど良い大きさです。サイドの2つのポケットは幅が広くなっていてパスケースが入る大きさです。

下のポケットはB5サイズなら横向きで余裕で入る大きさです。

サブ気室の本体側にもポケットが2つあって手前は細かいメッシュで中が透けて見えるようになっています。B5サイズが横向きで入る大きさです。
このポケットはメイン気室からも開けることができるようになっています。

下のポケットのB5が横向きで入る大きさで同じくメイン気室からも開けることが出来ます。

メイン気室側からポケットを見たところです。このようにメイン気室側からも同じポケットにアクセスできます。

このサブ気室とメイン気室を分けているポケットがついた仕切りはファスナーを開けると全開することができて、サブ気室側からメイン気室にフルアクセスができるようになっています。

このように全開できて表側からもメイン気室へアクセスができます。

背中側のファスナーも開けるとこのようになります。ここまでアクセスが自由なバックパックは見たことないです。

携帯性
ショルダーベルト
背中に背負うショルダーストラップは厚めの生地でできていて肩にソフトに当たるので重量がある場合でも痛くならないです。

ショルダーベルトの長さ調整はとても簡単にできます。またベルトの先が邪魔にならないようにリングでベルトに引っ掛けてあります。他社のように輪ゴムで抑えてあるタイプと違って長さ調整が素早くできます。

ショルダーベルトにはもちろんピークデザイン キャプチャー カメラ クリップを取り付けできます。

ショルダーベルトは本体に縫い付けではなく丸い金具で本体にしっかりと止めてあり回転するようになっているので肩の大きさによって動かせるため体型に合わせられます。

ショルダーベルトを使わないときは背中のカバーの中に収納できるようになっています。カバーは磁石でくっついているだけなので簡単に開くことができます。

フタを開けてショルダーベルトを収納したところです。四角いところが磁石です。

手で持つときや棚に載せるときになどベルトを使わないときに収納しておけば邪魔になりません。このアイデアってスゴイです。

ショルダーベルトの胸の部分にあるスターナムストラップは上下に4段階で位置調整ができます。また余ったベルトがぶらつかないようにゴムバンドがついています。

スターナムストラップの左胸側の留め具はショルダーベルトのポケットにしっかりと引っかかるような爪になっていて一度ハメると簡単に外れることがないようになっていて紛失しないようになっています。

自分に合う高さのポケットに金具をしっかりハメると少し力をいれても外れません。

反対側は引っ掛けるだけですがやはり爪が引っかかるようになっていて不用意に外れることはありません。

外すときに引っ張るダグがついていますので片手で簡単に外せます。

ウエストベルト
ウエストベルトは背中のカバーの中に収納されていて必要な時に取り出して使います。

ウエストベルトは回転するように取り出します。

両側のウエストベルトを出したところです。腰のサイドに当たる部分は厚い生地なので腰に優しくフィットします。

ウエストベルトの接続は金具に引っ掛けるだけですが不用意に外れないような金具になっています。他社のプラスチック製のプラグと違いコンパクトなのでお腹わまりの邪魔になりません。

ウエストベルトの左側には余ったベルトを収納するポケットがあります。チャックが開いているところは小物入れになっています。

ウエストベルトの右側にはキャプチャは取り付けできるベルトがついています。

このようにキャプチャーを取り付けできます。キャプチャーが腰に当たらないので楽です。

取手
取手は表側を除いて全部で5ヶ所ありどの向きでも手に持つことができます。
背中側の取手です。

この取手はスーツケースの取手を通して上の載せる時に使います。

サイドの取手ですこれは左右両方にあります。

上部の取手は背中の部分にあります。

なんと底にも取手があります。棚から引っ張り出すときに便利ですね。

その他の機能
ポケット
表側の上部にポケットがあります。

スマートフォンが横に入るくらいの大きさです。すぐに出すチケットなどの収納にも最適な位置と大きさです。

ウエストベルトの左側にポケットがあります。

小さいですが伸びる生地なので
カメラの予備バッテリーとかイヤホンなどなら余裕で入ります。

分かりづらい位置ですがサイドポケットの裏側にポケットがあります。ただしサイドポケットにペットボトルや三脚などを入れるとほとんど入れる余裕がありません。ハンカチとか柔らかいものだけしか入れられないですね。

中は狭いです。このポケットは左右にあります。

サイドポケットです。本体との接続部分に幅のあるゴムと伸びる素材が使われているためかなり大きいものも収納できます。

500mlのペットボトルなら余裕で入ります。伸びがいいので出し入れが楽ですが深いので走っても落ちることはありません。

表側から見てもペットボトルは見えません。

このくらいの小型三脚ならポケットに入ります。

細いほうから入れれば楽々入ります。

しっかり入っているので固定しなくても大丈夫そうですが・・・

ストラップで固定すれば安心です。このストラップは2本付属しています。

背中の左側に小さなポケットがあります。しっかりベルクロで止まっています。

中にはネームカードが入っていました。名刺とかを入れておけばいいですね。

表側の下側にも下向きのポケットがあります。フタに磁石がついているので普段はしっかりとくっついています。

中はB5のノートなら入るくらいの大きさがあって固定用のベルトが入っています。

ストラップ
ポケットの中から固定用のストラップをポケットから出して

上部のリングへセットして表側に荷物を固定できます。

レインフライの収納
表面の下部にあるポケットについているリングにレインフライを取り付けることができます。このままレインフライを中から出してカバーすることができます。

レインフライを使わないときはポケットの中に押し込んで

磁石がついているのでピタッとくっつくので出てくることはありません。よく考えてあります。

まとめ
ピークデザインのカメラバッグ「トラベルバックパック45L」 は容量が3段階に変化するので旅行の途中で荷物が増えても容量を増やすことができるのはとても便利です。
またふだんは30Lで十分な人ならこれを買っておけば大きいバッグを別に買う必要が無いので実質的にお得と言えるでしょう。
バックパックとしての機能がとても優れているので写真撮影以外の普通の旅行用としてもおすすめのバッグです。