長く続いたフィルムカメラからデジタルカメラの時代になりました。それでもしばらくはフィルムカメラを使っていたのですがパソコンを購入したことがきっかけでデジタルカメラを買うことにしました。
デジタルカメラを買った理由
フィルムカメラでたくさんの写真を撮っていたわたしにとってデジタルカメラを買った理由は簡単でした。
その場ですぐに見れる
フィルムカメラでは写真はプリントしなければ見れませんでした。フィルムカメラの場合、フィルムを最後まで撮り終わってから写真屋に現像に出してプリントされるので撮ってすぐに見ることはできなかったのです。早くても朝出して夕方か翌日でした。
旅行でたくさん写真を撮ってフィルムが最後まで撮り終わらないままカメラごと放置してしまい写真を見たのが半年後とかありましたね。写真を見たときにはもう思い出写真になってました。
あと写真にならないと結果がわからないことです。ピントが合ってなかったとか逆光で顔が暗くて映ってなかったとか目をつぶっていたとか撮影の失敗もたくさんありました。
ところがデジタルカメラなら撮ったその場でカメラのモニターで写真を確認することができます。顔が暗かったり誰かが目をつぶっていたりしたらその場で撮り直しができるんです。
これはフィルムカメラではぜったいにできないことです。そして写真を撮る人にとっては自分が納得する写真が撮れるまで何回でも撮り直しができることは最大の利点なのです。
何枚撮ってもお金がかからない
デジタルカメラの良いところの一番は何枚撮ってもお金がかからないということです。
デジタル写真が当たり前の今となっては何のこと?と思うかもしれませんがフィルムカメラでは撮影枚数=フィルムの長さだったのです。
36枚撮れるフィルムなら最高で36枚までしか撮影できないのです。たくさん写真を撮るということはフィルム代と現像代がその分多くなることだったのです。
たくさん撮影したいときは撮影予定の倍以上のフィルムを先に買うのですがフィルの値段は性能によって違うため良い写真を撮りたいときは高額なフィルムを買ったのです。
長期の旅行に行くときなどは何枚撮影するかわからないのでフィルムだけで50本1800枚分とか持っていったものです。それだけ持っていっても良い風景などがあると足りなくなって現地でフィルムを買っていました。
それがデジタルカメラなら記憶容量にもよりますが1枚のメモリーカードに1000枚とか軽く記録できます。 メモリー カードが3枚もあれば撮影枚数が足りなくなることなどないのです。
そして メモリー カードから写真をパソコンにコピーすれば写真を削除して メモリー カードはまた使用できるのです。つまり何枚撮ってもお金がかからないのです。
これはたくさんの写真を撮る私にとってはとてもありがたいことだったのです。
パソコンで見れる送れる
パソコンがあれば写真を撮ってすぐにパソコンの大きな画面で見ることができます。今日撮った新鮮な写真をすぐに見れることはとても素晴らしいことです。
またパソコンからメールで写真を送ることができるのがとても魅力がありました。フィルムカメラでは一度全部プリントしてから送る写真を焼き増ししてから郵送するしか方法がなかったからです。
初めて買ったデジタルカメラ
そして初めて買ったデジタルカメラがSONYから1999年に発売されたDSC-F505です。
SONYのデジタルカメラ DSC-F505
ポケットに入るコンパクトなデジタルカメラが主流になってきたころでしたが一眼レフカメラのようなイメージのものを選びました。
カール・ツァイスの「バリオゾナー」の大口径レンズ搭載で光学5倍ズームと200万画素を超えるCCDセンサーは衝撃でした。
レンズが本体というデザインは今までのカメラにないものでまるで一眼レフカメラのように持ちやすくモニター部が回転することでローアングルでも安定して撮影ができました。
オートフォーカスでピントもバッチリでマクロ撮影に切り替えれば最短8センチまで寄れたので花の接写もできてとても使いやすいデジタルカメラです。
レンズ交換はできませんがズームが光学5倍にデジタル5倍あって普通に使うのには十分な性能でした。
重さも435グラムと見た目の大きさの割に軽量でどこに持っていくのも楽でした。
このSONYの DSC-F505 はデジタル一眼レフカメラを買うまで使っていたお気に入りのカメラでした。もちろん今でも使うことができますがさすがに画素数が今のとは比べ物にならないので使うことはなくなりました。
でもこのDSC-F505を使っていたおかげでフィルムカメラではできないデジタル写真の楽しさを経験することができました。
そしてあるきっかけでデジタル一眼レフカメラを買う決心がついたのです。